The Riiiver Story
Episode 3 -
What You Can Do With Riiiver
Riiiverとはどのような仕組みのサービスなのか?ユーザーはどのような使い方ができるのか?
プロジェクトの中心メンバーにサービスの概観を語ってもらいました。
ユーザーの「ライフスタイル」にどこまでも目を向ける
私たちがデバイスを選んだり、購入したりするとき、どうしてもその「機能」に縛られてしまうことが現状では多いと思います。「この機能を使いたい、だからこのデバイスを選ぶ」というように。その一方で、便利な機能が100個ついていたとしても、その全てを使いこなしている人はなかなかいない。
Riiiverがそういったこれまでのデバイスの考え方と大きく違うところは、ユーザーが自らの手で、自由に欲しい機能をつくれるところ。
日常生活の中で、他人にとっては取るに足らない些細なことかもしれないけど、自分にとっては欠かせない大切なことって誰にでもあると思うんです。Riiiverはそういった自分にとって本当に大切なこと、必要なものを機能として形にできる。
「こういう機能が欲しいな」と思ったらそれを自分の手でつくって、生活をちょっとだけ便利にしたり、機能を自分の生活に寄せていくこともできたりする、使う人のライフスタイルに寄り添っていくサービスです。
私たちの生活を180度ガラリと変えるサービスではないかもしれませんが、今までありそうでなかった機能に手が届くような、そして私たちの日常を今までよりもちょっと楽しいものにしてくれるような、そんなサービスを目指しています。
3ステップで自分の欲しい機能を形にできる
Riiiverの使い方は非常にシンプルで、専用アプリから「iiidea(アィイデア)」という機能アイテムをダウンロードし、対応デバイスにセットするだけ。
iiideaはダウンロードして使うだけではなく、自分の手でつくることも簡単です。「Piece(ピース)」と呼ばれるiiideaを構成する機能パーツを、「トリガー」「サービス」「アクション」の3ステップで組み合わせるだけで、欲しい機能を簡単に形にできるのです。
例えば、腕時計で好きな野球チームの試合結果を表示するiiideaを作る場合。「時計のボタンを押す」というトリガー、「気になる野球チームの試合結果を調べる」というサービス、「時計の針で試合結果を示す」というアクション、これらの3つのPieceを組み合わせることでiiideaが完成します。
プログラミングなどの専門的な知識は必要ないので、ユーザーのリテラシーを問わず、子どもからお年寄りまでどんな人でも楽しめる間口の広いサービスになっています。
また技術的な知識がある人は、デベロッパー(開発者)として、機能パーツ(Piece)そのものを作成することもできます。Riiiverを使う側とつくる側、さまざまな人たちに、さまざまなレベル感で楽しんでいただけるフィールドをご用意していますので、ぜひ自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。
国境を越えて、ライフスタイルをつなぐサービスに
今年(2019年)の3月には、アメリカ・テキサス州のオースティンで開催されたテクノロジーの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(以下SXSW)」にRiiiverのブースを出展しました。
ブースを訪れた人の反応はさまざまだったのですが、年配の方や、ITの世界とは遠い業界の人たちからも「おもしろいね」と興味を持っていただけたのは、うれしかったですね。「5分しか時間がないから、概要だけ教えて」とブースに来られた人が、1時間以上もソファに座り込んで熱心にRiiiverをいじっている姿を見たときは、特に手応えを感じました。やはり実際に触っていただくことで、良さが伝わるサービスなのだなと。
またRiiiverは、Iotデバイスと連動可能なサービスということで、主に家電メーカーの方々に興味を持ってもらえるものと考えていました。しかし、それだけではなく、不動産業界など一見遠い業界の方にも興味を持っていただけたのは、いい意味で予想を裏切られたことです。BtoBとしても広がりが期待できるサービスだとあらためて実感できたので、さまざまな業界の企業さまと協業できる体制を我々としても整えていきたいですね。
Riiiverは、同じようなライフスタイルや趣味嗜好を持った人どうしをつなげるサービス。つながる相手は隣に住んでいる人かもしれないし、見ず知らずの人かもしれない。世界の真裏に住んでいる人とだって、同じライフスタイルという共通項があれば、つながることができる。そういったことが実現できれば、とても面白いサービスに育っていくと感じています。
SXSWでも、さまざまな国の人々からたくさんの意見をいただきました。2019年秋のリリースに向けて、世界中のあらゆるライフスタイルに対応できるように、さらなるサービスの充実化に取り組んでいきます。